10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。この運動に合わせ、県内各地区の防犯協会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回は大崎東部地区防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
〇 大崎市田尻地域防犯協会による防犯キャンペーン
大崎東部地区防犯協会連合会の田尻地域防犯協会では、10月15日(水)、古川警察署田尻駅前駐在所及び大崎市役所田尻総合支所と連携し、9人が参加し年金支給日に合わせて特殊詐欺被害の抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、JA新みやぎ田尻支店などの協力を得て実施したもので、参加者がJA新みやぎ田尻支店や田尻総合支所内七十七銀行ATMの利用者に対し、防犯チラシやグッズを配布しながら特殊詐欺被害防止を呼びかけました。

〇 イオン古川店における古川東中学校生徒との防犯キャンペーン
大崎東部地区防犯協会連合会では、10月16日(木)、大崎市立古川東中学校、大崎東部地区少年補導員協会、古川警察署及び大崎市役所と連携し、43人が参加しイオン古川店において、来店客に対して特殊詐欺被害防止をはじめ万引き防止、自転車盗難被害防止及び子どもの犯罪被害防止等を呼びかけるキャンペーンを実施しました。
キャンペーンに先立ち、古川東中学校の生徒2名が一日警察署長に委嘱され、参加者とともに来店客に啓発チラシやグッズを配布しました。参加した中学生が、はつらつとした声で来店客に犯罪被害に遭わないように呼びかけると、「雨の中、ご苦労様」、「被害に遭わないように注意します」と微笑みながら声を返す来店客が多く見られ、参加者も充実したものを感じることができたとても有意義な活動でした。



〇 薬王堂古川竹ノ内店及びヤマザワ古川バイパス店における防犯キャンペーン
大崎東部地区防犯協会連合会の竹ノ内・大江向防犯協会では、10月17日(金)、古川警察署と連携し、15名が参加して、地域内店舗の来店客に対して全国地域安全運動の周知と特殊詐欺被害防止や万引き防止等の呼びかけを行いました。
この活動は、薬王堂古川竹ノ内店及びヤマザワ古川バイパス店の協力を得て、参加者がそれぞれの店舗に分かれ、来店客の多い夕方の時間帯に実施しました。当日はあいにく肌寒く、「寒い中、ご苦労様です。わたしも被害に遭わないように注意します」と、参加者の活動を労う声が多く聞かれるなど、参加者の熱い思いがしっかりと伝わった活動になりました。

〇 JR古川駅前駐輪場における自転車盗難防止キャンペーン
大崎東部地区防犯協会連合会では、10月20日(月)、古川警察署と連携して、JR古川駅前駐輪場利用者に対して「自転車の鍵かけ」「ツーロック」を呼びかける活動を行いました。
この活動は、朝の通勤、通学時間帯に、駐輪場利用者に対してチラシやワイヤーロックを配布しながら、「自転車を止めるときは必ずカギをかける」「カギはツーロック」を呼びかけたもので、無施錠の自転車には、注意を呼びかける紙札を取り付けました。

金融機関が、電子メールやショートメッセージでID・パスワードを問い合わせることはありません。金融機関を装ったフィッシングメール及び不正送金被害に注意しましょう。

10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。この運動に合わせ、県内各地区の防犯協会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を展開しました。
その中で、今回は大崎東部地区防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
『JR西古川駅前における防犯キャンペーン』
大崎東部地区防犯協会連合会では、10月14日(火)、西古川地区防犯協会及び同地区各種団体(保護司、更生保護女性会、民生児童委員、東大崎防犯協会、日本語学校生徒)のほか、古川警察署及び大崎市役所等と連携し、30人が参加して全国地域安全運動の運動重点や当該地域で多発している自転車盗難被害防止を呼び掛ける防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、通勤・通学のためにJR西古川駅を利用する方々に、運動重点である、〇特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止、〇子どもと女性の犯罪被害防止、〇万引きの被害防止の3点とともに、古川警察署管内で多発している自転車盗被害防止のために「鍵かけ・2ロック」を呼び掛けました。参加者が横断幕やのぼり旗を掲出して、防犯チラシやグッズを配布しながら、駅を利用する一人ひとりに注意喚起を行い、併せて青パト隊による巡回パトロールも行いました。
防犯協会連合会の呼びかけに多くのボランティア団体の方が参加してくださり、大崎東部地区の防犯意識の高さが再認識された活動でした。
※ 防犯キャンペーンの様子

『三本木地域防犯協会による防犯キャンペーン』
大崎東部地区防犯協会連合会の三本木地域防犯協会では、10月15日(水)、大崎市役所三本木総合支所、古川警察署及びJA古川南部支店等と連携し、11人が参加して特殊詐欺被害の抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、JA古川南部支店と三本木郵便局の協力を得て、2ヶ月に一度の年金支給日に合わせて実施したもので、参加者が金融機関を利用する高齢者を重点に、防犯チラシやグッズを配布しながら特殊詐欺被害防止について注意を呼びかけました。さらに、国際電話番号を使って詐欺の電話をかけてくる手口が多くなっていることから、国際電話の発着信を休止できることを呼びかける「#みんとめ」についての周知広報も行いました。防犯チラシを受け取った方からは、「知らない電話には出ないようにします」との声が多く聞かれ、参加者の思いが地域の方々にしっかりと伝わったとても有意義な活動になりました。
三本木地域防犯協会では、今後も関係者が連携し、継続して特殊詐欺被害防止広報に取り組んでいくことにしています。
※ 防犯キャンペーンの様子

白石地区鎌先地区防犯協会では、地域住民が犯罪被害に遭わないように、地域の連携を深め、防犯意識を高めるための活動を積極的に行っています。地域に根差したその取組みについて、紹介します。
農家が多い鎌先地区では、秋の収穫時期は農作物どろぼう被害が心配されます。6月には鎌先地区の工事現場で、鉄板が盗まれる被害が発生しました。「売れるものは何でも盗む」という風潮を反映した犯罪は、福岡地区にも広がってきているようです。鎌先地区防犯協会では、「米・果実どろぼう警戒」を呼び掛けるオリジナルポスターを50枚作成し、農協をはじめ地域内に配布・掲示しました。
また、鎌先地区防犯協会では、定期的な青色防犯パトロール活動とともに、独自に広報紙「福岡地区地域安全安心ステーションだより」を作成し、1,000部を印刷して地区内各戸に配布・回覧しています。この広報紙は、平成21年から継続して作成しており、警察署との合同会議などにより得たタイムリーな犯罪情報のほか、消防署や金融機関にも働き掛け鮮度の高い情報を得て、地域に根差した、盛りだくさんのテーマを掲載しています。仙台育英高校の生徒の列に飲酒運転の車が突っ込み、生徒3人が死亡した事故を契機に制定された「飲酒運転根絶の日(毎年5月22日)」には、「あの事故から20年 飲酒運転根絶」というテーマで、飲酒運転根絶を訴えました。
防犯活動は、地域が一つになって、続けていくことが大切です。白石地区鎌先地区防犯協会のこれからの取組みに、大いに期待しています。

どろぼう警戒オリジナルポスター

№.82 「改めて 山火事の恐ろしさ!」

№.83 「あの事故から20年 飲酒運転根絶」

№.84 「不忘地区で住居侵入続く」

№.85 「地域安全安心運動 白石署の重点」
10月11日(土)から10月20日(月)までの10日間、全国地域安全運動が実施されるのに伴い、10月10日(金)に(公社)宮城県防犯協会連合会等が主催して、仙台市太白区文化センター(楽楽楽ホール)において「令和7年全国地域安全運動宮城県大会」が開催されました。その内容を紹介します。
全国地域安全運動は、安全で安心して暮らせるまちづくりを実現するため、地域ぐるみで犯罪の抑止に取り組む運動で、宮城県大会は、宮城県防犯協会連合会、宮城県及び宮城県警察が共同で主催し、県内の自治体や防犯協会等から関係者約400人が参加して開催されました。
大会は2部構成で進められ、第1部では主催者を代表して、伊藤誠宮城県防犯協会連合会長、小林徳光宮城県副知事(県知事代理)及び杉本伸正宮城県警察本部長の三人が挨拶し、続いて、来賓を代表して、髙橋伸二宮城県議会議長が祝辞を述べられました。
続く表彰では、初めに、去る9月25日に明治記念館(東京都)で開催された全国地域安全運動中央大会において受賞された防犯栄誉金章受章者及び功労ボランティア団体の紹介があり、続いて、去る6月27日に東北防犯協会連絡協議会総会において受賞された防犯功労者及び優良防犯団体の紹介などがありました。次に、伊藤会長から防犯栄誉銀章及び銅章、防犯功労者及び防犯功労団体の代表者に、また杉本本部長から自主防犯ボランティア活動推進功労団体、企業防犯CSR活動優良団体及び防犯作文・ポスターコンクールの入賞者に、それぞれ表彰状が贈られました。
表彰終了後、防犯作文コンクールの小学校の部で最優秀賞を受賞した仙台市立南小泉小学校4年伊藤優理さんが「わたしの好きな町」と題する作文を朗読し、続いて、同じく中学校の部で最優秀賞を受賞した岩沼市立岩沼中学校2年の茨木奈緒さんが「油断が招く危うさ」と題する作文を朗読して、最後に、防犯栄誉金章を受章した栗原地区防犯協会連合会会長の三浦文夫氏が「大会宣言」を読み上げました。
第2部では、宮城県住みます芸人の「バクコメ」による「STOP特殊詐欺‼~バクコメが詐欺を防ぐ~」と題する記念講演と宮城県警察音楽隊によるコンサートが行われ、出席者は地域安全運動の積極的な推進に向けた決意を新たにしていました。
※ 主催者挨拶、表彰及び大会宣言の様子



※ バクコメの記念講演及び県警音楽隊のコンサートの様子


関係者各位
事務局業務の休止について
(公社)宮城県防犯協会連合会は、「全国地域安全運動宮城県大会」のため
令和7年10月10日(金)の事務局業務を終日休止
します(自転車防犯登録業務及び風俗環境浄化協会業務を含む)
ご理解の程、よろしくお願いいたします
令和7年10月6日
公益社団法人 宮城県防犯協会連合会
かつて日本では、「カギをかけなくても大丈夫」という時代がありました。近所付き合いや地域のつながりがカギの役割を担っていました。しかし、都市化・核家族化・住民意識の多様化などの時代の流れとともに、地域社会が持っていた防犯機能も低下してしまい、近年は、いつ、どこで、誰が犯罪の被害に遭うか分からないというのが現実です。特に最近では、「闇バイト」の実行犯が、巧妙・凶悪な手口により「我が家」に侵入して強盗を敢行する事件が続発し、私たちを不安に陥れています。
宮城県防犯協会連合会では、一人ひとりが高い防犯意識と正しい防犯知識を持ち、「自らの安全は自ら守る」、「地域の安全は地域で守る」という防犯意識の普及に取り組んでいます。
まずは、防犯だより「被害に遭わないための防犯10のポイント」を参考に、「住まいの防犯対策の見直し」を始めてみませんか。
「被害に遭わないための防犯10のポイント」

宮城県風俗環境浄化協会(以下「県風俗環境浄化協会」)は10月1日(水)、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営適正化法」)の規定に基づき、風俗営業(パチンコ店営業)に従事する管理者45人を集め、令和7年度第4回風俗営業管理者講習会(以下「管理者講習会」)を開催しました。その内容について紹介します。
宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)は風営適正化法の規定に基づき、宮城県公安委員会から風俗環境浄化協会の指定を受け、風俗環境の浄化並びに健全育成に向けた事業を行っていますが、その一環として、石巻市水産総合振興センターにおいて管理者講習会を開催しました。
講習会には、石巻市のほか、塩釜市、気仙沼市、栗原市等においてパチンコ店を営む店舗の管理者が出席し、はじめに県風俗環境浄化協会(県防連)の専務理事が風俗営業管理者制度について説明したのち、宮城県警察本部生活安全企画課、(公財)宮城県暴力団追放推進センター及び県風俗環境浄化協会の担当者が、それぞれ「適切な風俗営業」、「暴力団の壊滅」及び「管理者業務の実施要領」について講習を行いました。
風俗営業に従事する管理者は、風営適正化法の規定により、概ね3年に1回、管理者講習を受講することが義務付けられており、出席者は風俗営業を取り巻く最新の情勢などを知ることで、健全営業に向けた認識を新たにしていました。
なお、県風俗環境浄化協会では、今後、石巻市で1回(11月5日)、仙台市で2回(12月3日、令和8年2月5日)、接待飲食等営業の管理者を対象とした講習会を開催する予定です。
管理者講習会に関する問い合わせは、県風俗環境浄化協会(県防連、TEL022-355-7401)までお願いします。
※ 管理者講習会の様子


大崎東部地区防犯協会連合会では、夏の地域安全運動に当たり傘下の単協に積極的な取組みを呼び掛け、様々な活動を展開しました。その中で、高倉地区防犯協会が福祉団体や警察署と連携して一人暮らしの高齢者宅を訪問した活動について紹介します。
この活動は、高倉地区防犯協会が民生委員児童委員協議会、社会福祉協議会及び古川警察署古川西交番と連携し計15名が参加して、高齢の方々の長寿を願い、安全で安心して暮らせる地域をつくるための活動として7月に実施したもので、5班編成で一人暮らしの高齢者43世帯を訪問しました。
訪問先では、健康維持や転倒防止、熱中症予防などについて注意を呼び掛けるとともに、身近で発生している事件・事故や被害に遭わないために気を付けることを伝え、鉢植えを届けました。
鉢植えを届けられた高齢者の方からは、「花を見るとホッとします。被害に遭わないように気を付けます」との声が聞かれ、見守り、支え合う地域づくりにとても有意義な活動になりました。
※ 訪問の様子



一般の方から、「防犯協会を名乗る者から電話があり、家族構成を尋ねられた」との情報がありました。相手方に、いずれの防犯協会であるかを確認したところ、「宮城県の防犯協会」や「仙台市の防犯協会」などと曖昧な回答をして一方的に電話を切ったそうです。宮城県防犯協会連合会や仙台市防犯協会連合会では、このような電話や調査は行っていません。この電話の目的は現在のところ不明ですが、これまでに悪意を持って個人情報を聞き出す手口も確認されていますので、十分に注意をお願いします。このような電話があった際は、最寄りの警察署に相談してください。