年の瀬を控えたこの時期、強盗事件を始めとする各種犯罪や催事に伴う雑踏事故、飲酒に起因する交通事故などの発生が懸念されることから、県警察では例年「年末・年始特別警戒取締り」を実施しています。本年も12月15日(月)から実施され、各地区では地区防犯協会連合会を始めとする関係機関・団体が参加して出発式が行われました。地域において行われた特色ある出発式について紹介します。
1 大崎市安全・安心まちづくり大会・年末年始特別警戒出動式を実施
古川警察署や鳴子警察署、大崎市が主催する「大崎市安全・安心まちづくり大会・年末年始特別警戒出動式」が、12月3日(水)、村田工務店パタ崎さんHall(大崎市民会館)において、大崎市防犯協会連合会始め大崎市交通安全推進協議会など総勢約400名が参加して実施されました。今年の大会では、「おおさき宝大使」の白鵬氏が一日警察署長に委嘱され、交通安全関係感謝状の贈呈役を務め、さらに大崎市長や古川警察署長、鳴子警察署長らと「大崎市の安全安心」について意見を交わすなど精力的に活動して、市民らに犯罪と交通事故の防止を呼び掛けました。
参加者からは、「白鵬さんの気合と、関係する機関や団体の方々の熱い思いが伝わってきました」という声が多く聞かれました。

2 加美警察署でも年末年始特別取締り出動式を実施
加美警察署では、12月15日(月)、加美町、色麻町や加美地区防犯協会連合会などの関係機関・団体など総勢110名が参加して、年末年始特別警戒取締り加美地区出動式が実施されました。式典は、加美警察署3階会議室で開催され、開催に先立ち防犯功労者、防犯功労団体への地区連盟表彰が行われ、加美警察署長に続いて加美地区防犯協会連合会会長と副会長の挨拶があり、最後に、地元の小鳩幼稚園の園児から参加者に対して、「みなさん、ねんまつねんしとくべつけいかい、がんばってください」との激励がありました。園児からのかわいい激励に微笑む参加者の表情からは、「地域の安全を守るぞ」という思いが感じられました。
式典終了後、関係機関・団体の方々や幼稚園児らが見守る中、パトカー、青色防犯パトロールカーや消防車など12台が管内の警戒取締りに出発しました。


3 特別警戒取締りの出発式、繁華街パレード等を実施
宮城県警察本部では、12月19日(金)、仙台市青葉区の元鍛冶丁公園において特別警戒取締りの出発式及び一番町、国分町地区においてパレード等が実施されました。この行事には、関係機関・団体から約50人が参加し、(公社)宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)から、来賓として伊藤誠会長が出席しました。
出発式では、主催者の杉本伸正警察本部長が挨拶し、続いて来賓を代表して村井嘉浩宮城県知事(代理 小林徳光副知事)、郡和子仙台市長(代理 藤本章副市長)が祝辞を述べた後、参加者は奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」の音頭により、一番町及び国分町地区の視察を兼ねたパレードに出発し、通行人に対して「年末年始における安全で安心な街づくり」を呼び掛けました。
パレード終了後、警察本部長と来賓の副知事、副市長、公安委員長及び県防連会長は仙台中央警察署国分町交番を訪問し、代表して星倫市公安委員長が勤務の警察官に激励の挨拶を行いました。

