白石地区鎌先地区防犯協会では、地域住民が犯罪被害に遭わないように、地域の連携を深め、防犯意識を高めるための活動を積極的に行っています。地域に根差したその取組みについて、紹介します。
農家が多い鎌先地区では、秋の収穫時期は農作物どろぼう被害が心配されます。6月には鎌先地区の工事現場で、鉄板が盗まれる被害が発生しました。「売れるものは何でも盗む」という風潮を反映した犯罪は、福岡地区にも広がってきているようです。鎌先地区防犯協会では、「米・果実どろぼう警戒」を呼び掛けるオリジナルポスターを50枚作成し、農協をはじめ地域内に配布・掲示しました。
また、鎌先地区防犯協会では、定期的な青色防犯パトロール活動とともに、独自に広報紙「福岡地区地域安全安心ステーションだより」を作成し、1,000部を印刷して地区内各戸に配布・回覧しています。この広報紙は、平成21年から継続して作成しており、警察署との合同会議などにより得たタイムリーな犯罪情報のほか、消防署や金融機関にも働き掛け鮮度の高い情報を得て、地域に根差した、盛りだくさんのテーマを掲載しています。仙台育英高校の生徒の列に飲酒運転の車が突っ込み、生徒3人が死亡した事故を契機に制定された「飲酒運転根絶の日(毎年5月22日)」には、「あの事故から20年 飲酒運転根絶」というテーマで、飲酒運転根絶を訴えました。
防犯活動は、地域が一つになって、続けていくことが大切です。白石地区鎌先地区防犯協会のこれからの取組みに、大いに期待しています。
どろぼう警戒オリジナルポスター
№.82 「改めて 山火事の恐ろしさ!」
№.83 「あの事故から20年 飲酒運転根絶」
№.84 「不忘地区で住居侵入続く」
№.85 「地域安全安心運動 白石署の重点」