昨年8月以降、SNS等で実行犯を募集する手口による強盗等の凶悪な事件が全国において相次いで発生しています。一軒家を狙った強盗事件の被害に遭わないための対策としては、
〇急な訪問は簡単に家に入れないこと
〇個人情報は教えないこと
〇強盗犯人が入れないような住宅設備を設置すること
が大切です。
(公社)宮城県防犯協会連合会では、「家」の防犯対策として有効な防犯設備を広く普及させるため「県防連だより」を作成しましたので紹介します。
※ 県防連だより「安全と安心のための「家」の防犯対策
フィッシングとは、実在する企業・団体等や官公庁を装うなどしたメールまたはショートメッセージサービスを送り、その企業等のウェブサイトに見せかけて作成した偽のウェブサイト(フィッシングサイト)を受信者が閲覧するように誘導し、当該フィッシングサイトでアカウント情報やクレジットカード番号等を不正に入手する手口です。
インターネットバンキングに係る不正送金事犯やクレジットカードの不正利用被害の多くは、この手口によるものです。あなたの携帯電話にも、不審なメールが届いていませんか?不審なメールやSNSに記載されたリンクを安易にクリックしてはいけません。
警察ではフィッシングに騙されないように、注意を呼び掛けています。下記の「CyberNews」から注意すべきポイントを確認してください。
※ 宮城県警察が注意を呼び掛け
(公社)宮城県防犯協会連合会と宮城県警察では、令和7年度「全国地域安全運動 防犯作文・ポスター審査会」を開催しました。その概要を紹介します。
全国の防犯協会と警察では、例年10月11日から20日までの10日間、「全国地域安全運動」を実施していますが、この運動に合わせ、(公社)宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)と宮城県警察(以下「県警察」)では、青少年の健全育成と地域社会における安全思想の浸透を目的に、小学校、中学校及び高等学校の児童、生徒から防犯作文と防犯ポスターを募集しました。今年度は防犯作文が小学校と中学校から合計6作品、防犯ポスターは小学校、中学校及び高等学校から各地区の審査を通過した合計69作品の応募がありました。
防犯作文については、県警本部幹部のほか部外審査員を交えて書面審査の形式で行われ、小学校の部では、仙台市立南小泉小学校の伊藤優理さんの「わたしの好きな町」が最優秀に選ばれました。伊藤さんの作品は、心細く、怖い思いをしながら夜道を帰った経験をもとに、近所の人と積極的にコミュニケーションをとることにより、みんなが安心できる町ができるという思いをつづったものです。中学校の部では、岩沼市立岩沼中学校の茨木奈緒さんの「油断が招く危うさ」が最優秀に選ばれました。茨木さんの作品は、学校の授業で開催された薬物乱用防止教室をきっかけに、薬物を中学生である自分の身近な問題として考え、薬物乱用防止のためには正しい知識としっかりとした意志を持つことが大切であるとつづられています。いずれの作品も、安全で安心な地域社会をつくるために、それぞれの視点から真剣に考えた思いがつづられており、多くの方に読んでいただきたいと思います。
防犯ポスターについては、8月20日(水)、警察本部において審査会を開催し、県警察本部佐藤誠生活安全部長はじめ県警察本部幹部のほか部外審査員による審査の結果、小学校の部では栗原市立築館小学校の三田果歩さん、中学校の部では登米市立登米中学校の小堀楓芽さん、高等学校の部では東北生活文化大学高等学校の小林佳依さんの作品が最優秀に選ばれたほか、優秀作品に小学校の部から2作品、中学校の部から10作品、高等学校の部から4作品が、また、佳作に小学校の部から2作品、中学校の部から8作品、高等学校の部から5作品が選ばれました。防犯ポスターの審査終了後の講評では、県警察本部佐藤誠生活安全部長から「いずれの作品も力作ぞろいで甲乙つけがたかった。子供の感性はとても豊かで、真剣さが伝わってきた。家庭から防犯意識が広まることを期待する」とのコメントがありました。
最優秀に選ばれた作文とポスターは県防連ホームページ及び広報誌「防犯みやぎ」に掲載されるほか、防犯広報用のポスターやカレンダーに活用される予定です。
※ 防犯ポスター審査会の様子
最優秀ポスター
小学校の部 中学校の部
高等学校の部