塩釜警察署管内では、毎年5月頃になると、日本三景「松島」に通じる県道や県民の憩いの場所である「宮城県民の森」、コンサートや各種競技で利用される「宮城県総合運動公園」等周辺に「熊」が出没し、施設利用者や地域住民等から数多くの目撃情報が寄せられています。そこで、宮城県猟友会塩釜支部では、地域住民の不安を解消し「安全・安心」を確保するため、利府町・松島町防犯協会や警察、自治体等と連携し「くまさんパトロール」と銘打ち、パトロールを実施することに決定しました。塩釜地区防犯協会連合会では、「くまさんパトロール」を実施するに当たり、「安全・安心まつづくり」の一環として、パトロール車両用の「防犯あんどん」と「くまさんパトロール実施中」のマグネット式シートを作成して猟友会に提供することとし、6月15日(金)塩釜警察署において交付式を開催し、警察署長から猟友会塩釜支部の代表者に交付しました。今後、当地区防連では、猟友会等と連携し、各種情報を共有しながら、通学路における子供達や観光客、地域住民の安全・安心確保に向け、「くまさんパトロール」を実施することとしています。
中田中部町内会連合会は、昭和61年、東中田町内会連合会から分割し、その後、防犯協会に加入せず、独自で各種防犯活動や児童生徒の見守り活動等を実施してきました。しかし、高齢者を対象とした特殊詐欺や子ども女性を対象とした脅威事案が多発傾向にある中で、今後、地域に根ざした防犯活動を実施していくためには、防犯協会を設立の上、仙台南地区防犯協会連合会や警察署、自治体等関係機関団体と連携し、防犯情報等を共有しながら地域に根ざした活動を進めていくことが必要である、との意見が出されました。 そこで、同町内会連合会では、これまで、仙台南地区防連や仙台南署、東中田交番等と「防犯協会設立」に向けた打合せ等を重ね、今般の設立にこぎ着けました。設立総会は、5月20日(日)、太白区袋原コミュニティセンターにおいて、関係者約40名の出席の下に開催し、上程された4議案全て承認され、設立に至ったものです。なお、6月22日、仙台南地区防連の総会を開催予定ですが、その中で、中田中部地区防犯協会を新規単位防犯協会として承認することとなっています。
公益社団法人宮城県防犯協会連合会は、平成30年5月29日(火)午後2時から同3時50分まで、仙台市青葉区の「パレス宮城野」において、宮城県知事(代理:河端副知事)、県議会議長(代理:伊藤文教警察委員長)、髙須警察本部長はじめ来賓出席の下、平成30年度通常総会を開催しました。
通常総会は、会長挨拶、来賓祝辞の後、姉歯会長が議長となり、3議案について提案がなされ、それぞれ審議が行われました。議案は、第1号議案「平成29年度事業報告並びに収支決算報告について」、第2号議案「会費等取扱規程の改正について」、第3号議案「理事1名の選任について」であり、専務理事からそれぞれの議案について説明がなされ、慎重な審議を経て3議案ともに原案どおり承認されました。
また、先の理事会において決議された「平成30年度事業計画並びに収支予算」と「資金調達及び設備投資の見込み」について、専務理事から報告がなされました。
登米地区防犯協会連合会では、春の地域安全運動期間中である4月22日(日)、自主防犯ボランティア団体「もくもく安全隊」と連携し、警察やもくもく安全隊等12名が参加し、街路灯や防犯灯が少ない通学路上の歩道ガードパイプに設置してある「ソーラーライト」の点検・交換を行うなど、安全・安心街づくりを推進しました。「子ども見守りeye作戦」とは、ソーラーライトが地域の児童生徒を見守る「目」となること、そして、地域がお互いに子どもを「見守り合い」、地域の防犯力を高めていくように、という意味が込められている活動です。なお、本活動は、平成25年から「もくもく安全隊」が、街路灯が少ない通学路にソーラ-ライトを設置し、児童生徒の安全確保を目的として自主的に実施している活動です。
宮城県防犯協会連合会は、平成30年5月11日(金)午後1時30分から午後3時までの間、同連合会が所在する宮城県多賀城分庁舎「会議室」において、代表理事等理事6名、監事2名が出席し、平成30年度第1回定例理事会を開催しました。同会は、姉歯会長挨拶の後、定款の定めにより、会長が議長を務め、6議案について提案がなされ、それぞれ審議がなされました。議案は、第1号議案「平成29年度事業報告並びに収支決算について」、第2号議案「会費等取扱規程の改正について」、第3号議案「理事候補者の承認について」、第4号議案「顧問・参与の就任について」、第5号議案「賛助会員の入会承認について」、第6号議案「通常総会の招集について」であり、それぞれについて専務理事から説明がなされ、慎重な審議を経て全議案とも原案どおり承認されました。
なお、平成30年度通常総会は、平成30年5月29日(火)、午後2時から「パレス宮城野」において開催されることとなりました。
仙台南地区防犯協会連合会傘下の山田防犯協会では、山田交番と連携し、春の地域安全運動期間中である4月15日(日)、管内でも増加傾向にある「特殊詐欺」の被害防止に向けた「特殊詐欺被害防止キャンペーン」を実施しました。同キャンペーンは、山田防犯協会防犯指導隊や防犯女性部等12名が参加し、イオンモール鈎取店において、買い物客や店内設置のATM利用者を対象に、広報用チラシや防犯グッズを配布し、特殊詐欺等被害防止を呼びかけました。利用客からは、「皆さんが一生懸命活動している姿を見て、頼もしく思います。被害にあわないように気を付けます。」などの声が寄せられ、有意義なキャンペーンとなりました。
仙台東地区防犯協会連合会では、4月15日(日)、卸町地区安全安心街づくりの会や卸町ふれあい町内会、若林区役所、警察署と連携し、卸町センターサンフェスタにおいて自転車盗被害防止キャンペーンを実施しました。同キャンペーンは、卸町地区安全安心街づくりの会活動の一環として、同街づくりの会からの要請により、「春の卸町ふれあい市」の来場者に対して、自転車盗難被害防止に向け、広報用チラシやワイヤー錠等防犯グッズを配布し、「自転車ツーロック」を呼びかけたものです。来場者からは、「盗まれないように気を付けます」等といった声が聞かれ、効果的な活動となりました。
気仙沼地区防犯協会連合会では、警察署や階上・西・北・唐桑南部防犯協会等と連携し、年金支給日である4月13日(金)、警察署生活安全課員が扮した「気仙沼よくし隊」の参加の下、管内の金融機関やスーパー、コンビニエンスストアにおいて特殊詐欺被害防止キャンペーンを実施しました。同キャンペーンは、各地区防犯協会や警察署員が扮した「気仙沼よくし隊」等、約50名が参加し、それぞれ、広報用チラシ等を配布して被害防止を呼びかけました。同地区防連における本活動は、年金支給日となる偶数月の15日に、各単位防犯協会を中心に金融機関に限らずスーパーやコンビニエンスストア等の利用客を対象に実施しています。この結果、管内における被害件数が年々減少傾向にあり、大きな成果が得られています。
河北地区防犯協会では、警察や石巻市河北・雄勝・北上総合支所、交通安全協会等と協働で、4月6日(金)、道の駅「上品の郷」において、各種犯罪や交通事故防止を呼びかけるキャンペーンを実施しました。キャンペーンは「春うらら復興わかめ作戦」と銘打ち、防犯協会や総合支所職員、交通安全協会等約30名が参加、道の駅利用客等約300名に対し、特産のわかめと広報用「チラシ」等を配布しながら、特殊詐欺被害防止や、インターネットの安全利用、交通事故防止等を呼びかけました。利用客からは、「地域性のあるキャンペーンですね、被害にあわないように気を付けます」などの声が聞かれ、有意義なキャンペーンとなりました。
大崎東部地区防犯協会連合会では、古川警察署と連携し、3月12日(月)、大崎市民病院において、不審者が侵入した際の対応要領について「防犯研修会」を実施しました。研修会には、病院職員約80名が参加し、最初に、パワーポイントを使い病院内での犯罪の発生状況や不審者に対する一般的な対応要領等について説明しました。その後、実技として不審者役の警察官を刺す股を使用して制圧する訓練実施し、また、刺す股がない場合は身近なものを活用して不審者との距離を保ち対応するよう指導しました。 最後に、不審者や痴漢等に対応する手段として、小手返し等の護身術の訓練を実施しました。参加者からは、「現在のところ、問題は起きていないが、日頃からの備えや訓練の大切さが分かりました。」などの声が聞かれるなど、有意義な研修会となりました。